動画配信やゲーム配信などでは、顔を出さずに3Dモデルをキャラクターとして登場させるスタイルが人気です。顔バレしないことは、職場や周囲の人に動画配信やゲーム配信をしていることがバレないという安心感があります。それでいで、3Dモデルをキャラクターとして画面に登場させれば、自身のアバター的な役割を持ってくれるので、視聴者との距離を縮めやすいというメリットが期待できるでしょう。
こうした3Dモデルは、プロの業者やクリエイターに依頼することも可能です。しかし、数万円から数百万円もかかると言われている3Dモデル作成依頼は、依頼したくても予算的に無理という人は少なくありません。
そんな人におすすめなのが、3Dモデル作成ソフトを自身で使いながら、オリジナリティのあるキャラクターを自作するという方法です。できるだけ簡単に使うことができ、完成度が高い仕上がりにするには、どんなソフトがオススメなのでしょうか?
- 3Dモデル作成ソフトの選び方:使用目的で選ぶ
- ソフトの選び方:どんな機能がついている?
- 無料体験版のあるソフトがオススメ
- サブスクリプションvs永久ライセンス
- フリーソフトでも十分に使える?
- おすすめソフト1:クオリティの高さに定評、「ZBrush」
- おすすめソフト2:臨場感あふれる3D動画作成なら「MAYA」
- おすすめソフト3:視覚的に操作しやすい「LightWave2000」
- おすすめソフト4:楽しくマイホームづくり!「3Dマイホームデザイナー13」
- おすすめソフト5:3Dプリンターにも対応!Shade3D Standard
- おすすめソフト6:建築物に特化したソフトなら「SketchUp Pro」
- おすすめソフト7:ポリゴン設計ができる3Dソフト「Metasequoia 4」
- おすすめソフト8:使いやすいのにハイクオリティ!「Cinema 4D」
- おすすめソフト9:幅広いスキルが身につく「TINKERCAD」
- おすすめソフト10:世界中で人気のフリーソフト「Blender」
- 3Dプリンターのサポートは必要?
- 無料ソフトでも有償でアップグレード可能
3Dモデル作成ソフトの選び方:使用目的で選ぶ
3Dモデルを作成するためのソフトは、大きく分類すると
- 統合型ソフト
- 特化型ソフト
の2種類に分けられます。
特化型というのは、幅広い目的やニーズに対応することができるソフトで、作成したキャラクターのアニメーション化を始め、レンダリングやモデリングなどに対応したものが多いです。一つのソフトでいろいろなことができるので、作成した3Dモデルをいろいろアレンジしながら展開したい人におすすめです。操作性が良くて使いやすい初心者向けのものから、細かい部分まで作り込める経験者向けのソフトまで、いろいろなものがラインナップされています。
特化型のソフトは、「広く浅く」ではなく、特定の目的やニーズに特化した3Dモデル作成ができるソフトです。既に企画はできていて、後は3Dモデルを作成するだけの段階になっている人にとっては、特化型の方が満足度の高い仕上がりになるでしょう。特化型の3Dモデル作成ソフトの中には、プロが使用するソフトなどもあります。統合型のソフトには搭載されていないオプションがついたものは多く、より高い完成度を目指したい人や、時間をたっぷりかけて思い通りの3Dモデルを作りたい人なら、使いごたえがあるソフトがたくさんあります。
ソフトの選び方:どんな機能がついている?
3Dモデル作成ソフトは、それぞれどんな機能が搭載されているかという点が異なります。自身でどんなキャラクターづくりをしたいかに合わせて、必要な機能が搭載されたものを選びましょう。
チェックしたい機能には、
- スカルプト機能やモデリング機能
- テクスチャー・ペインティング機能
- アニメーション機能
- エフェクト機能
- レンダリング機能
などがあります。
キャラクター作りでチェックしたい機能はコレ
キャラクターとしての雰囲気や世界観を楽しみたい人は、スカルプト機能やモデリング機能が充実したソフトがおすすめです。リアルさという点ではかけるかもしれませんが、ユニークでオリジナリティの高いキャラクターづくりができます。従来の3Dモデル作成手法として人気のポリゴン機能に加え、近年ではスカルプト機能が充実したソフトの人気が高くなっています。スカルプト機能を使うと、簡単な操作性でも視覚的に楽しいキャラクターづくりができるので、初心者でも安心して失敗しないキャラクターを作れるでしょう。
リアルな質感を出せる機能はコレ
自然や街並みを背景をとして使う場合、リアルな感じが欲しいという人は多いものです。その場合には、3Dモデル作成ソフトの中にテクスチャー機能やペインティング機能がついているものを選ぶことをおすすめします。これらの機能は、リアル感を重視したスペックとなっていて、光の反射具合や質感などをよりリアルに表現してくれます。
アニメーション機能を使えば動きが出る!
3Dモデル作成ソフトの中には、アニメーション機能が充実したものがたくさんあります。この機能を使うと、キャラクターを動かすなど、3Dモデルに動きを付けることができ、画面がより華やかでエンターテイメント性が高くなるでしょう。
アニメーション機能が搭載されているソフトは、インストールするパソコン側にも、スムーズな動きを実現できる十分なスペックが求められます。特にCPUやグラフィックボードのスペックは重要で、十分なスペックでないと動きがカクカクしてスムーズにならないこともあるので注意しましょう。
物理演算を使ったエフェクト機能なら、より臨場感がアップ
3Dモデル作成ソフトの中には、エフェクト機能が充実したものがあります。例えば、モノが衝突したり爆発した際には、風圧によってキャラクターやモノの表情が変わったり、音で臨場感を出すことができます。ソフトがこうしたエフェクトを行うためには、背景で物理演算のプログラムが稼働しているわけですが、このエフェクト機能を使いこなすためには、パソコン側でもより高いスペックが要求されます。
エフェクト機能の中には、初心者でも楽しく使える機能はあります。しかし、極めようと思うと奥が深く、どちらかと言えば初心者よりは上級者もしくはプロ向けのソフトが多い傾向があります。
より本格的な機能ならレンダリング機能をチェック
3Dモデル作成ソフトの中には、レンダリング機能が充実したものもあります。レンダリング機能というのはレンダラー機能とも呼ばれていて、ソフトで作成したキャラクターをアニメーション化するなど、動きのあるモデル作成が可能となります。
3Dモデル作成ソフトに搭載されている機能の中には、初心者には使い方が難しくて使いこなせないハイレベルな機能もあります。レンダリング機能は、数ある機能の中でも比較的扱いやすく、初心者でもなれれば自身で作成したキャラクターをアニメーション化できます。もちろん、中には難易度が高い作業や機能もありますが、長期的に3Dモデル作成を自身で行いたいという人なら、ぜひ持っていたい機能の一つと言えるでしょう。
レンダリング機能を搭載したソフトは、一般的に統合型のソフトが多いです。その理由は、レンダリングを形成する際には、その前に3Dモデルを作成する必要があり、それらの情報をまとめて情報形成をした上でキャラクターに動きを出すからです。
日本語対応しているかをチェックする
3Dモデル作成ソフトは、たくさんのメーカーから多種多様な商品が販売されています。その中には、海外のクリエイターたちに絶賛されているような製品もあり、グローバルに商品選びができます。
ソフトの中には、日本語対応していないものがあるため、その点は注意したほうが良いでしょう。語学に問題ない人なら、日本語対応していなくても問題なく使いこなせるかもしれません。しかし、3Dについての知識がない人にとっては、ソフトを使いこなすだけでも大変な作業になるかもしれません。その上で語学面でも頭を抱えたくないものです。そうした人なら、日本語対応しているソフト、もしくは日本語での情報が充実したソフトを選ぶことをおすすめします。
ソフト自身が日本語対応していなくても、ソフトの使い方やチュートリアルなど知りたい情報が日本語で発信されていれば、そうした情報を手掛かりにしながら見様見真似でクオリティの高い3Dモデルを作成することができます。例えば、「3DS MAX」や「MAYA」のようなソフトは、海外メーカーなので、ソフト自身は日本語に対応していません。しかし、検索すれば日本語での情報がたくさん見つかるので、語学がそれほど得意でない人にとっても、使い勝手は悪くないでしょう。
無料体験版のあるソフトがオススメ
3Dモデル作成ソフトには、さまざまな価格帯があります。リーズナブルなものもあれば、プロ仕様のソフトだと費用面でも高額ですし、ライセンスも購入しなければいけません。「できれば実際に使ってみてから続けるかどうかを決めたい」という人にとっては、まずは期間限定でお試し使用ができる無料体験版がおすすめです。
無料体験版は、そのソフトにどんな機能がついているかを実際に使いながら体感できるというメリットがあります。同じ機能でも、ソフトごとに使い勝手は異なります。できるだけ使いやすいと感じるソフトを選ぶなら、実際に使ってみることが最善です。
無料体験版は、全てのソフトが提供しているわけではありません。多くの場合には、複数のライセンス数を購入できるハイエンドな製品に多く見られます。まずは期間限定で無料体験版を使い、気に入ったら実際のライセンス契約をすれば良いでしょう。
サブスクリプションvs永久ライセンス
ソフトの中には、定期的にライセンス費用がかかるサブスクリプションタイプのものがある一方で、購入したら後から費用がかかることがない永久ライセンスタイプもあります。サブスクリプションタイプは、長期的に常に最新版を使い続けたい人におすすめですが、月額使用料がかかるというデメリットがあります。
一方の永久ライセンスタイプは、ソフトを購入する際の購入費用だけしか掛かりません。月額料金やライセンス料が後から発生することはないので、低予算で始めたい人や、趣味として3Dモデル作成を考えている人なら、まずは永久ライセンスタイプのソフトからスタートすることをおすすめします。もっと高度な機能が必要になってから、サブスクリプションタイプのソフトの契約をするのが良いでしょう。
フリーソフトでも十分に使える?
3Dモデル作成ソフトの中には、無料で配布されているフリーソフトもあります。ハイエンドなソフトと同レベルの機能をフリーソフトに求めるのはNGですが、フリーソフトでも使い勝手が良く多機能なものはたくさんあります。できるだけ予算をかけることなく3Dモデル作成してみたいという人なら、まずはフリーソフトから始めてみるという方法もアリでしょう。
フリーソフトの中でも特に人気が高いのは、「Blender」という統合型ソフトです。このソフトは、3Dモデルを作成してモデリングする工程からアニメーション化まで、幅広いキャラクター展開が1つのソフトだけで完成するという優秀さが魅力です。しかもフリーなので、誰でも気軽に使えます。まずは使ってみて、3Dモデル作成方法のノウハウや基本的なスキルをマスターした上で、別のソフトの購入を検討しても良いかもしれません。
おすすめソフト1:クオリティの高さに定評、「ZBrush」
オークからラインナップされているZBrushは、実際のゲーム製作や映像製作などにも使われているソフトで、プロ仕様という特徴があります。プロが選んで使うレベルの高いクオリティが魅力で、機能もモデリング機能やレンダリング機能を始め、アニメーション化やペインティング機能などが充実しています。
ZBrushはプロ仕様なので、お値段は高額です。仕事などで長期間にわたって最新版を使うなら、ライセンス契約するという方法がおすすめですが、趣味の延長として使うなら、永久ライセンス制度を利用するという方法もアリです。そうすれば、月額使用料と言ったサブスクリプション費がかかりません。
ソフトのタイプ | 統合タイプ |
体験版 | あり |
永久ライセンス | あり |
日本語対応 | あり |
価格 | 111,500円(税込) |
おすすめソフト2:臨場感あふれる3D動画作成なら「MAYA」
AudioESKからラインナップされているMAYAは、アニメーション機能が充実している3Dモデル制作ソフトです。柔らかい布の質感を表現したり、風で髪がなびく状態、また戦闘シーンでの衝突や爆発などまで、幅広いシーンやシチュエーションを見事に表現できます。臨場感あふれるシーンを3Dモデルで作成するなら、MAYAはぜひ検討したいソフトの一つではないでしょうか。
MAYAには、インタラクティブグルーミングツールという機能がついています。他のソフトには珍しいこの機能を使うと、人間の髪や動物の毛など細かい部分についても、見事にリアル感のある映像を作ることが可能です。
MAYAはハイエンドなソフトで、プロ仕様となっています。長く使うかどうかは、まず体験版を使ってみた上で決めることをおすすめします。
ソフトのタイプ | 統合タイプ |
体験版 | あり |
永久ライセンス | なし |
日本語対応 | あり |
価格 | 286,000円(税込) |
おすすめソフト3:視覚的に操作しやすい「LightWave2000」
NewTekからラインナップされているLightWave2000は、視覚的かつ直感的な操作性が魅力の3Dモデル作成ソフトです。レンダリング機能やモデリング機能、そしてアニメーション化まで幅広い機能が充実しているプロ仕様のソフトなのでお値段は高めですが、操作性が良いという点で学生や初心者にも人気があります。
LightWave2000は、ゲーム製作や映画製作にも使用するモーショングラフィック機能やVFX機能なども搭載されています。建築ビジュアライゼーションにも対応している点が特徴で、建築系の3Dモデル作成をしたい人にとっては、他のソフトよりも大きな魅力を感じられるのではないでしょうか。
このソフトには、教育版や学生版もラインナップされているという特徴があります。また体験版もあるので、まずは使ってみてから続けるかどうかを決めるという方法もアリです。
ソフトのタイプ | 統合タイプ |
体験版 | あり |
永久ライセンス | あり |
日本語対応 | あり |
価格 | 162,800円(税込) |
おすすめソフト4:楽しくマイホームづくり!「3Dマイホームデザイナー13」
従来は、マイホームをはじめとする建築物を3Dで表現するためには、CADを習得して、ラインの一つ一つを細かくプログラミングしなければいけませんでした。しかし、そうした時間や手間を省いて、より視覚的に、そして楽しくマイホーム設計やデザインを実現したのがこの3Dマイホームデザイナー13です。
既にデザインされたテンプレートが420点収録されていて、それをカスタマイズしながら夢のマイホームをデザインしても良いですし、ゼロからオリジナリティあふれるマイホーム設計をすることもできます。直感的に操作ができるだけでなく、ドラッグ&ドロップを駆使して簡単な操作性を実現しているので、建築に関するスキルがない人でも楽しく使いこなせます。
このソフトを使うと、マイホームの間取りを決められる他、間取りから3Dで自宅を立体化することも可能です。さらには、床材や壁材をチェンジしたり、屋根を自動的に作成できる機能もついています。
このソフトは、マイホームという建築物に特化した3Dモデルを作成できるソフトです。統合型のようにあれもこれもできるわけではありませんが、マイホーム建築の分野においては、より細かい部分まで満足度の高い仕上がりが期待できます。
ソフトのタイプ | 特化タイプ |
体験版 | なし |
永久ライセンス | あり |
日本語対応 | あり |
価格 | 10,418円(税込) |
おすすめソフト5:3Dプリンターにも対応!Shade3D Standard
フォーラムエイトからラインナップされているShade3D Standard Ver.22は、デザインしたモデルを3Dプリンターで印刷することも可能なハイスペックなソフトです。モデリングやレンダリングの機能を始め、アニメーション化ができる機能もついていて、幅広いニーズで使いこなせる点が、人気となっています。
Shade3D Standard Ver.22は、ライセンス契約の上で複数の選択肢をラインナップしています。体験版を使ってみた上で続けるかどうかを決めても良いですし、1年ごとのライセンス契約制となっており、2年目からは半額で更新できる点も魅力です。さらに、パッケージ版を選べば永久ライセンス版として、サブスクリプション費用がかからないという購入方法もあります。
このソフトは、個人使用でも楽しく使うことができますが、業務上のプレゼンの上では大活躍してくれるソフトとしても人気あがります。3Dに関連する業務を行う法人なら、ぜひ導入を検討する価値はありそうです。
ソフトのタイプ | 統合タイプ |
体験版 | あり |
永久ライセンス | あり |
日本語対応 | あり |
価格 | 52,780円(税込) |
おすすめソフト6:建築物に特化したソフトなら「SketchUp Pro」
TrimbleからラインナップされているSketchUp Proは、建築物に特化した3Dモデル作成ソフトです。プロ仕様のソフトですが、リーズナブルに購入できる点が高評価されています。
SketchUp Proは、3Dのモデリング機能とドキュメント作成が強みで、特に設計の面では特別なスキルやノウハウがなくても、クリックするだけで窓やパイプ、柱を設置できます。視覚的かつ直感的に建築物のデザインや設計をするなら、まずは使ってみたいソフトの一つと言えるでしょう。
このソフトは、インストール型なら30日間は無料体験ができます。Web版ならフリーソフトもあるので、購入前に実際にソフトを使ってみた上で、続けるかどうかを決められるという点がメリットです。使い勝手で選ぶなら、SketchUp Proはぜひおすすめです。
ソフトのタイプ | 特化タイプ |
体験版 | あり |
永久ライセンス | なし |
日本語対応 | あり |
価格 | 26,312円(税込) |
おすすめソフト7:ポリゴン設計ができる3Dソフト「Metasequoia 4」
近年では、3Dモデル作成ソフトはより視覚的かつ直感的に作成できるものが人気となっています。しかし、従来のポリゴン風設計の方が使い勝手が良いと感じるクリエイターは少なくありません。そんなポリゴン風の設計方法に特化したソフトを選ぶなら、TetrafaceからラインナップされているMetasequoia 4がおすすめです。
特化型のソフトなので、幅広い機能をオールマイティに使えるというわけではありません。しかし、機能を選べば無料で使うことができる他、3Dプリンターと連携することで作用効率がアップしたり、Pixar社のRenderManと連携することで、より統合的かつ幅広いジャンルの3Dモデル作成が可能となります。
Metasequoia 4の魅力は、モデリング機能に加えてボーンの変形機能、またUV編集ができるなど、特化型ならではの機能が充実している点です。他のソフトと併用することによって、更にハイスペックな3Dモデル作成ができそうです。
ソフトのタイプ | 特化タイプ |
体験版 | あり |
永久ライセンス | あり |
日本語対応 | あり |
価格 | 20,350円(税込) |
おすすめソフト8:使いやすいのにハイクオリティ!「Cinema 4D」
MAXONからラインナップされているCinema 4Dは、3Dモデル作成のスキルやノウハウがなくても、直感的かつ視覚的な操作性でハイクオリティな3Dモデルが素早く作成できるソフトとして人気があります。初めてソフトを使う人なら、チュートリアルやクイックヒントなどのサポートを使いながら学習し、業務の効率化に活かせます。こうしたサポートを使うことで、初心者でも素早く使い方をマスターできる他、提供されている機能を幅広く使いこなせるでしょう。
Cinema 4Dを使うと、短時間でも効率的かつ効果的に、ハイクオリティな作品を作ることができます。キャプチャした画像をソフトに取り込み、それをキャラクターとして作成することもできるので、素材がない人でも安心です。
このソフトは、PC版以外にもスマホのアプリがラインナップされています。いつでもどこでも楽しく使えるという点で、ぜひチェックしたい3Dモデル作成ソフトです。従来のモデリングやテクスチャー機能、アニメーション化やレンダリング機能に加えて、トラッキング機能もついている点が魅力です。
ソフトのタイプ | 統合型 |
体験版 | あり |
永久ライセンス | あり |
日本語対応 | あり |
価格 | 84,700円(税込) |
おすすめソフト9:幅広いスキルが身につく「TINKERCAD」
AutodeskからラインナップされているTINKERCADは、無償で利用できるフリーソフトです。ダウンロードするタイプではなくWeb上で利用できるため、更新の手間なども一切ありません。
TINKERCADを使うと、3Dモデルのデザイン作成を始め、デバイスのタイプごとにシミュレーションを行ったり、コーディング機能も使うことができます。より本格的なCADを、専門的なスキルやノウハウを学習することなく作成できるという点で、多くの人に指示されています。
またこのソフトで作成した3Dモデルは、プリントすることもできます。STL形式で3Dプリンターをサポートしているので、プレゼンの際にも活躍してくれそうです。
ソフトのタイプ | 統合タイプ |
体験版 | なし |
永久ライセンス | なし |
日本語対応 | あり |
価格 | 無料 |
おすすめソフト10:世界中で人気のフリーソフト「Blender」
Blender社がラインナップしている3Dモデル作成ソフトのBlenderは、世界中にたくさんのユーザーを持つソフトです。動画編集機能も充実していて、キーフレームなど細かい部分での微調整ができる他、スピードを調整したりトランジションの変更も簡単にできます。思い通りの3Dモデル作成をしたら、アニメーション化して完成できるという点が大きな魅力です。その他にも、モデリングやレンダリング機能を始め、エフェクト効果などハイエンドなソフトに搭載されているような機能もついています。
Blenderはハイスペックな機能が搭載されていますが、フリーソフトなので無料で利用できます。できるだけコストをかけずに3Dモデルを作成したい人にとっては、まずチェックしたいソフトの一つではないでしょうか。
ソフトのタイプ | 統合タイプ |
体験版 | なし |
永久ライセンス | なし |
日本語対応 | あり |
価格 | 無料 |
3Dプリンターのサポートは必要?
3Dモデル作成ソフトの中には、3Dプリンターと連携することによって、パソコン上で作成したモデルをそのまま3Dプリンターを使って印刷できる機能が付いたものがあります。この機能を使うためには、パソコンやソフトとは別に3Dプリンターがなければいけません。
3Dプリンターへの連携機能は、ついていなくてもパソコン上で3Dモデルを作成してVTuberとして動画配信をしたりゲーム配信をする上では、あまり不便を感じることはないでしょう。しかし、建築物の3Dモデル作成など、ニーズや用途によっては3Dプリンターと連携することによってよりリアルな設計やデザインが可能となります。また、業務のために3Dモデル作成ソフトを使うなら、3Dプリンターを使って作成したモデルをプレゼンで使えば、より高い説得力を手に入れることもできるのではないでしょうか。
3Dソフトに3Dプリンターサポート機能がついていない場合でも、プリント可能なデータとして保存できれば、3Dプリンター側からデータを受け取って印刷できるので問題はありません。今現在は3Dプリントのニーズはないけれど、もしかして将来的にはニーズが発生するかもしれないという時は、プリンターをサポートする3Dモデル作成ソフトを選んでも良いですが、なくても将来的にソフトを変更しなければいけないという不便さを感じることはほとんどありません。
無料ソフトでも有償でアップグレード可能
3Dモデル作成ソフトの中には、基本的には無料で利用できても、機能面でより充実させたい時には有料で機能を拡張できるものがあります。このタイプなら、ソフトに使い慣れてきた時に「もっと専門的な機能が欲しいな」と感じても、ソフトを別に買い替える必要はなく、使い慣れているソフトの機能拡張という形で対応できるというメリットがあります。
有料ソフトでも、最初は体験版として無料で利用できるものがあります。この場合、期間が決まっていることが多く、有料で購入する手続きをした上で、最初の一定期間はチャージされずに無料で利用できるというタイプが一般的です。もしも継続しないという選択をすると、ソフトの使用そのものができなくなってしまうため、注意したほうが良いでしょう。
これから始めて3Dモデル作成ソフトを使うなら、まずはフリーソフトから始めてみて、使い勝手に慣れてきたら有料で機能拡張をしながら、作品のクオリティを高めていくという方法がおすすめです。複数のフリーソフトを併用して、機能を使い分けながら作品を仕上げるという方法もありますが、使い分ける点で面倒にかんじることがあるかもしれません。その点にも、注意が必要です。
