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同人系のゲームイラスト製作を頼みたい!依頼する時の注意点とイラストレーターを探す方法

「あつまれ どうぶつの森」や「三國無双」など、ゲーム人気はとどまることを知りません。ゲーム人気の裏には、ゲームそのものの面白さだけではなく、まるで本物の人のように見える完成度の高いキャラクターたちが放つ、生き生きとした表情や動きの素晴らしさが理由として存在しています。今や企業だけでなく、個人でゲームを作ることができる時代となってきました。頭が痛いのは、ゲームイラストを描けるイラストレーターが存在しているかどうかでしょう。

同人ゲームでのイラストレーター探しにおける注意点

どのようなゲームイラストが必要かをまとめておく

同人ゲームでイラストレーターを探すのであれば、必要なゲームイラストについてまとめておきましょう。どんなキャラクターが必要なのか、きちんと確定しないで、イラストレーターに丸投げしてしまうと、イラストレーターは困惑してしまいます。

例えば、「16歳 高校生 ショートヘア ボーイッシュな雰囲気 陸上部の短距離選手 引っ込み思案な面もある」などといった感じで、イラストレーターが想像しやすいような条件も伝えておくべきです。できれば、「こんな感じのイラスト」と手書きのラフ案を送信してあげると、イラストレーターは取り掛かりやすいのでおすすめです。

よくある話なのですが、発注者側は、イラストレーターならプロだから上手なゲームイラストを出してくるだろうと思って、「お任せします」と丸投げしてしまいがちです。イラストレーターは依頼されてこそ仕事ができるわけであり、自分好みのキャラクターを自分が好きなように描いて報酬をもらっているのではありません。

イラストレーターが仕事をしやすいように、描いてほしいキャラクターのイメージを、文章やイラストなどによってできるだけ伝えるようにしてください。

無理のない納期の設定

納期に関しては、イラストレーターのスケジュールを考えて、無理のない納期を設定してあげましょう。もちろん、余裕を持たせすぎてしまうとイラストレーターのやる気を失ってしまうこともあるので、ある程度は発注者側のスケジュールに合わせてもらうことが必要ですが、それでもタイトな納期を設定してしまうのは厳禁です。

無理な納期でお願いしてしまうと、イラストのクオリティが下がってしまう可能性が高いですし、何よりイラストレーターのモチベーションが下がってしまうリスクが高まるので、修正対応がやりにくくなるかもしれません。イラストレーターは仕事に取り掛かる前に、発注者の意向をくみ取り、どんなキャラクターに仕上げていくか、資料を探すなどの準備をする必要があります。このような時間を確保してあげるためにも、必ず多少の余裕がある納期を設定してください。

イラストレーターのレベルをチェック

イラストレーターがという看板を掲げているのだから、どんなイラストでもすぐに描けるだろうと思うかもしれません。しかし、イラストレーターにも得意な絵や不得意な絵があるものです。例えば、全身のイラストは得意でも、背景が苦手なイラストレーターもいるので、依頼したレベルのイラストを入稿できないこともあり得ます。

そのため、面倒であっても、イラストレーターのレベルを確認することを忘れないでください。イラストレーターを探すサイトを利用するのであれば、イラストレーターの今までの作品や評価などをチェックできますから、おおよそのレベルを確認できておすすめです。

発注枚数に注意

イラストレーターにイラストを依頼するにしても、キャラクターデザインなのか、イベント絵なのか、全身なのか、立ち絵なのかによって、値段が変わってきます。契約する前には、どのスタイルのイラストを何枚作成してほしいかを、イラストレーターと綿密に打ち合わせする必要があります。大量の枚数お願いして、費用を安く抑えることができたと思っていても、イラストのスタイルが間違っていたために、結局、費用が高くなったということがあり得るからです。

さらに、顔のみのイラストと、全身で3パターンのイラストを比較したら、確実に後者の方が手間がかかります。大量の枚数を発注するのであれば、それだけ納期を延ばすように配慮しましょう。

契約前に料金をチェック

当然のことながら、立ち絵とキャラクターデザイン、イベント絵では、それぞれ価格が違ってきます。イラストのざっくりとした相場は、イベント絵であれば、5,000〜10,000円、立ち絵は5,000〜10,000円、ジャケットは10,000〜15,000円、背景は5,000〜10,000円といった具合となっています。

イラストレーターのレベルによっても価格はさらに変わってくるでしょう。例えば、新人イラストレーターの場合、お仕事を依頼してもらえること自体がありがたいと思ってくれるケースが多いので、ひょっとしたら3,000円でも請け負ってくれるかもしれません。逆に、知名度が高いイラストレーターや、知名度はそれほど無くてもイラストレーターとして実績のある人ならば、やはり価格は跳ね上がります。

イラストを依頼する前に、どのようなイラストで1枚いくらかを必ず確認してください。どうしても人気のイラストレーターに依頼したいけれど、費用が高くなるのが心配という場合には、クオリティを下げることで、料金を下げてくれる可能性があります。とはいえ、いくら人気のイラストレーターであっても、クオリティを下げて依頼するくらいであったら、もっと積極的にイラストを描いてくれて、料金が安いイラストレーターがいるはずです。後悔しないためにも、自分の希望するイラストを予算内で描いてくれるイラストレーターを地道に探していきましょう。

著作権に注意!

自分がゲーム作成のためにイラストを依頼したとしても、キャラクターをデザインして描いたのがイラストレーターであれば、著作権や著作者人格権はイラストレーターに帰属します。著作者人格権はイラストをこの世に生み出した著作者の感情を守るための権利で、著作権とは違って、譲渡したり、相続したりすることのできない権利です。

イラストを作成した後、もし同人グッズの販売をしたいなどの二次利用を考えているなら、契約する時に、イラストレーターに二次利用が可能かどうか、そして著作権・著作者人格権について話し合ってください。

もしキャラクターを今後自由に使っていきたいと思うのであれば、追加の費用が発生してしまいますが、著作権を発注者である自分に譲渡する旨や、著作者人格権を放棄するなどの契約を結んでください。有名な漫画のイラストで、著作権に関するトラブルが度々発生していますので、この点をクリアにしてから、グッズの販売などを行いましょう。

イラストレーターを探せるサイト

同人系の掲示板・SNS

気軽にイラストレーターを探したいのであれば、同人系の掲示板やSNSを利用してみると良いでしょう。「同人楽市」や「cremu」などはとても大きな掲示板なので、イラストレーターの募集を出せば、きっと何人か応募してくれるでしょう。

ただし、同人系の掲示板やSNSに限ったことではありませんが、このような場所でお仕事の依頼をかけると、何かしらのトラブルに巻き込まれることがあります。残念ながら、悪意を持って接してくる人も存在していますから、多少費用がかかっても、会員登録や身分証明書の提示を行っているアウトソーシングのサイトを利用することをおすすめします。

費用を抑えたいなら「ココナラ」

ココナラは自分のスキルや経験などを売買できるサイトで、多くの人に人気があるサイトです。イラスト製作だけでなく、占いや手作りのグッズの販売、ウェブサイト製作など、自分の得意な分野を気軽に販売しているサイトで、安いものだと500円で販売しています。

有名なイラストレーターが登録している可能性は低いのですが、それでも丁寧に仕事をしてくれる実績のあるイラストレーターは多数登録しています。ココナラの最低料金である500円でイラストを描いてもらえることもあるので、費用を安く抑えたいなら、ココナラを使ってみるのがおすすめです。

イラストレーターを探すのであれば、公式サイトの上部にある「検索」から、「イラスト作成」などのキーワードで検索をするだけです。それだけで、実に何万という検索結果がヒットしてきます。もちろん、何万という中から一人のイラストレーターを探すのは大変ですから、もう少しキーワードを絞って検索をしてください。そして、自分が希望するイラストを製作してくれそうな人が見つかったら、メッセージを出してコンタクトをとり、その人のレベルや仕事に対する姿勢などをチェックしましょう。費用や納期の面でもマッチするのであれば、そのイラストレーターさんを利用してください。

公式ページ

ワーカーを厳選したいなら「クラウドワークス」

クラウドソーシングのサイトで知らない人はいないほど、大手のクラウドソーシングのサイトなので、ご存知の人も多いでしょう。クラウドワークスには300万人以上のワーカーが登録しており、もちろんイラストレーターもその中に多数含まれています。ゲームイラストを描いてくれるワーカーさんをきっと見つけることができるでしょう。

クラウドワークスの良いところは、アマチュアからプロまで登録していて、フリーランスや企業も参加しているので、多種多様な立場の人にお仕事を頼むことができる点です。前述したように、掲示板やSNSの場合は悪意のある参加者によってトラブルが発生しやすいというデメリットがありますが、クラウドワークスの場合は、本人確認書類を提出したり、NDA(秘密保持契約)を締結したりしているワーカーを選べるので、安心して利用することができます。

本人確認書類は、個人の場合は免許証などです。法人の場合は登記簿謄本となり、名ばかりで実態のない法人を避けることができます。クラウドワークス内の実績はポートフォリオという形で確認できますし、クラウドワークス外での作品も、URLを紹介したり、ファイル形式でアップロードしたりできるので、利用者がワーカーのレベルをチェックしやすくなっています。

所属しているたくさんのイラストレーターの中から誰を選んだら良いか分からないという場合は、イラストレーターのランキングを見て、上位にランクインしている人を選んでみるという方法があります。忙しくてすぐに対応ができないこともありますが、それでも実績のあるイラストレーターに直接仕事を依頼できるというメリットがあります。

ランキング上位のイラストレーターでなくても、自分の仕事を積極的に従事してくれる人を探したいと思うのであれば、コンペ形式でイラストレーターを募集してみると良いでしょう。

「イラスト作成、女子高生、萌え系な雰囲気、全身3パターン、3万円、コンペ応募締め切りは15日」といった感じでコンペを行うと、多くのイラストレーターがイラストを作成して応募してきてくれます。その中で、これはと思う人がいれば、その人を採用して、他に必要なイラスト製作をお願いすると良いでしょう。

公式ページ

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