スウェットデザインコンテスト「さくら」で見事に販売賞を受賞したあがた あろ様に直撃インタビュー！
あがた あろ様が描かれた素敵なイラスト盛りだくさんでお届けします！
作品を作る際に、これまでにインスピレーションを受けたり、モチベーション維持やアップになる事柄があれば教えてください
作品を作り始めるときは基本的に完成イメージがなく、作っていく中で整形したり、要素を加えていくことが大半です。そのためインスピレーションについては、なにかを見聞きしてパッと思いつくというより、自分の感情や描いてる時のブームによって変わってきます。
モチベーションは、自分でたくさん口に出して「かわいい！」と褒めてあげることが一番かなと思います。いつも褒めてばかりいるわけではないので、自分自身の評価を信頼しています。また、モチベーション維持のために飽きたら別のものに手を付けたり、完全に製作の手を止めるようにしています。もちろんいろいろな方から褒めていただける機会が増えまして、直接ご意見いただくときもモチベーションになっています。
今までの作品の中で一番思い出深い作品を教えてください
今残っているイラストはどれも好きなのですが、［not working］という作品が思い出深いです。
夜に散歩しているとき、たまたま目についたスプリング遊具の写真をもとに描いた作品です。この作品のおかげで特になにかがあった、というわけではないのですが、たくさんの学びと発見とがあり、完成後は自信につながる1枚になりました。フォロワーさんたちには写真だと思っていたと言われてしまったのであからさまな加工を増やしたのもいい思い出ですね。
1つの作品を作るのにどれくらいお時間がかかるのでしょうか?
普段あまり時間を気にしたり、計ることがないので曖昧な回答にはなりますが、とても調子が良くて8時間くらいが作業時間だったと思います。また、描いていくうちに違和感を覚えたら日を改めたり、全部消してやり直すことも多いので、製作期間としては一か月ほどかかるときもあります。
日頃から心がけていることや大切にしていることはありますか？
一言で言えば「挑戦」です。
普段なら使わない色、新しい絵柄、面白い構図等、最低でも顔の角度は前回の作品とはかぶらないように気を付けています。「同じ」があまり好きではないのですが「同じ」ってブランドの強みだと思うので悩むときもあります。それでも今はたくさん挑戦して新たな武器として扱えるように努力しています。
今回のイラストもテーマが「さくら」ということで、明るく可愛くなるように普段の絵柄とは変えて新しく描いてみました。
あとは負の感情に従うことですかね。多幸感でいっぱいの時はどうしても絵がぼやけるように感じるので、嫌なことや怒り、悲しみを絵で昇華するようにしています。
どのようなツール（PC／iPad／Illustratorなど）を使用して作品を作られていますか？
デスクトップのPCと板のペンタブレット(Wacom)を使っています。お絵かきソフトはCLIP STUDIO PAINT PROのみの制作です。
作品を作るうえで日々のルーティンワークはありますか？
人の顔をメインで描くことが多いため、時々自分の顔を鏡で凝視する時間を作っています。毎日見ていても新たな発見があり、作品に直接反映させやすいので大事にしています。
たまにバレない程度に友人の顔も観察させてもらっています。
お仕事の依頼はどうやって受けているのでしょうか？
— あがた あろ (@croYwYaro) December 31, 2021
たいていTwitterのDMで受けています。
ココナラやSUKIMA等も登録しましたが、いかんせん自己アピールが下手なもので…。
お仕事を受ける際に気をつけていることはありますか？
ヒアリングをしっかりすることですかね。あまりイメージが固まっていないけど欲しい！という方も多いので、そういうときは相手に与えたい印象などを聞くようにしてます。
おまかせしていただけるときは「相手のために自分の表現を殺さない」というのも念頭に置いています。注文を受ける中でどれだけ自分の色を出せるかを考える時が楽しくて好きです。
今後やってみたいお仕事や目標などはありますか？
現在職業はフリーターでアルバイトがメインなので、いつか自信をもって「イラストレーター」や「絵師」を名乗ることが目標です。
