今回お話を伺ったのは、突き抜ける疾走感の中にどこか懐かしさもある風景の中で展開されるストーリーが存在する独特な世界観のイラストを描かれるイラストレーターの六番さん。
そんな六番さんの魅力やルーツに迫るべくインタビューをさせていただき、イラストを作成される際の心構えなどを伺いました。
──絵を描き始めたのはいつごろからでしょうか?
22歳ですね、社会人になってから描き始めました。
──六番さんと言えば「アストロンノート」などの印象的な風景ですが
今の画風になったきっかけがありましたら教えていただけませんでしょうか?
元々世界観のあるイラストが好きで描き始めたのがきっかけだと感じています。
尊敬するイラストレーターさんも人いますし実際にその人にあってお話も伺いました。
色んな作品や他の人の絵を見ていく中で何か自分らしいものはできないか?と今も研究しています。
「 – 何か人の心に刺さるイラストを – 」そんな気持ちで絵を描いています。
──「夏駅」など夏を題材にされることが多いのですがやはり夏が好きだからですか?
そうですね!夏の雰囲気と青色が好きだったのでよく夏の絵を描きます。
子供の頃、夏になるとに父に連れられ山や渓流によく行ってたのも関係あるのかなと。
川の水の冷たさや自然の「音」などはほんとにいいものだと感じています。
──普段作品を作る際にどのようなことを考えながら作成されてますか?
何かいいものはできないかと日々考えています(笑
あと見ていてワクワクしたり、かっこよかったり切なくなったりと絵の雰囲気は凄い大切にするよう心がけています。
──思い出深い作品はどの作品になりますか?
「ペンギンハイウェイ」「夏」ですね。やりたいことが形になった一枚かなと思います。
──立体都市シリーズはどういうふうに発想されて生まれたのでしょうか?
もともとレトロフューチャーや裏路地が大好きでごちゃごちゃした人間臭い物が描ければと思い描いていました。
綺麗な街並みより多少汚いような雰囲気の場所が好きなんです。
──YouTubeのメイキングを拝見させていただいたのですがすごく細かく描かれている印象なのですが、
1枚あたりどのくらいの日数かかるのでしょうか?
描くものによって違いますが大体1週間から2週間ですね。
描いてる時間より悩んでる時間のほうが多いかもしれません(笑
──普段どんなアイテム(PC・ペンタブなど)を使って絵を描かれてますか?
普段はワコムの液タブを使用しています、surface pro7も併用して絵を描いていますね。
──普段から心がけていること、大事にしていることはありますか?
初心に戻ることと、泥をすすって生きてゆけという言葉は大事にしています。
仕事で絵を描いたり色んな絵をみていくと、よく自分が絵を描く意味を忘れてしまう時があるので気を付けています。
自分がほんとうに表現したい事、描きたい絵はなんなのか?と考えます。
あとはハングリー精神というかそういう気持ちも大切だと思うので…常に挑戦といいますでしょうか。
──絵を書く上で日々のルーティーンワークはありますか?
特にはないですが頭の中でよく想像や絵のイメージを考えてたりしていますよ。
──仕事の依頼はどうやって受けているのでしょうか?
主にpixivやツイッターから私に直接依頼がきます。
SNSの時代に絵を描いていて良かったとほんとうに思いますね。絵のご依頼が来るのはとてもありがたいです。
──仕事を受ける場合に気をつけていることはありますか?
納期やテイスト、報酬など細かく伺います。せっかくお話を頂けたのでやるからにはしっかりやろうと意識しています。